小樽運河

行ってきましたよ。
先週のリベンジで「小樽運河」へ(笑)
今回は天気も良く、気持ちよく撮影してきました。

いまや小樽観光の代表格となった運河ですが、かつて全面埋め立ての危機に立たされた事があります。
戦後、運河としての役割が無くなり、流れが止まった水は濁り、廃船が浮かんでいた運河ですが、道路拡張のための全面埋め立て主張派と歴史的価値保存派との攻防の末、半分を埋め立て、半分を整備する事で現在の形に落ち着きました。
結果的には「半分でも残して良かった」のではないでしょうか。
他にも歴史的な建物などはあるのですが、「運河がない小樽」は想像がつきません。
やはり小樽観光の核は運河だと思います。

さて、いつもならこのブログは古い歴史に関しては「〜だったらしい」とか「〜だったそうです」と確定しない書き方をするのですが、この運河の昔の姿は確定して書いています。
何故かというと...知っているからです
もちろん運河として活躍していた大正〜昭和初期の事は知りませんが（笑）上にも書いた、末期の運河の姿はハッキリ知っています。
はいそこの人！歳がばれるので逆算しないように（笑）

今は両側で６車線の道ですが当時は倉庫沿いに片側１車線の道で、冬になって雪が積もった時などはすれ違うのもやっとという感じでした。
でも、私個人としては当時の姿が好きでした。
情緒があったんです。

「整備したから観光の目玉になったんだ」との意見もあります。
「札幌に住んでいてガタガタ言ってんじゃない！」仰るとおりです。
今の姿に異を唱えている訳じゃなく、あくまでも個人的な意見として当時のまま保存していたらどうなっていたんだろう？という興味があるんです。
今にも倉庫群の影から高倉健さんが出てきそうな（笑）そんな雰囲気があったのです。



動画の後半に写っているのは、割と当時の雰囲気が残っている北側の運河です。
観光の人達はあまり来ないのですが、古い工場や係留された船などがあり、往時の名残を感じるにはもってこいの場所です。
小樽運河を訪れる方は是非足を伸ばしてみて下さい。

実は専門学校生だったころ撮った写真をスキャンして同ポジで撮ろうと思ったんですが、いくら探しても無いんです（泣）しかもネガごと...。
今あれば貴重な個人ライブラリーだったのにな〜。
自分の整理能力のなさにあきれかえっています。

　

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